この連休中、各地で「子どものまち」が開催されました。
私も会派の同僚議員と一緒に、四日市と京都を視察してきました。
こども四日市
「子どもたちが多彩な仕事体験 ギャンブルや新聞記者も/三重(毎日新聞)」
http://mainichi.jp/area/mie/news/20081102ddlk24040165000c.html
阪急四日市駅近く、諏訪公園と隣接の商店街を会場に「こども四日市」が開催されました。
今年は、市制施行111年ということで、同日に駅前や大通りで様々な記念行事も行われており、
市内にもかなりにぎわいが感じられました。
こども四日市会場の諏訪公園は、諏訪神社とすわ公園交流館を併設した公園で、
水辺や芝生も広がる気持ちのいい公園です。
当日は、「こども四日市」のプロデューサー(?)でもあるペンギンさんにお話を伺いました。
今年で5回目になる「こども四日市」は、もともと交流館の1周年事業として、
四日市市から何かイベントをという依頼にこたえるかたちでスタートしたとのことですが、
現在では、周辺商店街とがっちりパートナーを組んで、
地域の活性化、にぎわい創出につながる事業として行われています。
「こども四日市」にかかる費用は、おおよそ50万円から60万円で、
そのうち50万円は商店街から、残りは前年度の収入を積み立てています。
公園で開催されていることもあり、子どもも大人も出入りは自由なのですが、
会場内は全て「ヨー」という通貨しか使えません。
参加したい子どもは、まず、200円を支払って「市民証」を受け取ります。
仕事をした後は、この市民証に記録を残して賃金(1時間当たり100ヨー)をもらいます。
(2日目の夕方には多くの仕事が30ヨー、10ヨーにディスカウントされていて、おもしろかったのですが)
日本国内で行われている子どものまちは、さまざまな工夫でちょっとずつ違うのですが、
ここ「子ども四日市」の特徴は、
年間を通じて周辺商店街でのフリーマーケットなどで「ヨー」を使うイベントが開催されることです。
ペンギンさん曰く「通貨っていうのは信用が一番大切なので、2日間しか使えないことが疑問だったので、
なんとか継続して使える仕組みにしたかった」とのこと。
これはとても大切な考え方だな、と思いました。
ということで、
「子ども四日市」内では、用意されたお仕事の他に、
自分たちで必要な資材を買ってお店を出すことができるのですが、
多くの子どもたちが「フリーマーケット」式のお店を出店して、
本やカ ードなどを「ヨー」で売っています。
ただ、単に自分の持ち物を売り買いするだけが社会ではないので、
もう少し、他のお仕事をして稼げるブースが増えるといいかな、とも思います。
そのほかに地元の企業から協力も受けていて、
例えば、毎日新聞(朝日新聞だったときも)や三重銀行からは、職員がボランティアで参加し、
実際の業務内容をお仕事として提供しています。
毎日新聞子ども四日市支局では、
取材して記事を書き、出来上がった新聞を売るという仕事内容で、新聞の売り上げは出来高払いです。
タクシーも乗車数の出来高払いだそうで、この辺の仕組みはとても興味深かったです。
ちなみに「子ども四日市」では、タクシーとして車椅子が使われていたのですが、
確かにこの方が安全かな、と感心しました。
商店街からもスタッフがたくさん参加しており、食材の提供も行われています。
また、この諏訪公園は屋外ですので、
数年前に雨が降ったときには、商店街中に散らばって開催された時があるそうで、
この辺も、商店街とのパートナーシップがあってこそのことだなと。
商店街の方にもお話をお聞きしました。
この商店街では、このほかにも様々な活性化の取り組みを行っていますが、
「子ども四日市」は集客力ではかなりの効果があったそうです。
今年も、1日700名ほどの子どもが来場していますが、
保護者の姿は、私の想像以上に少なく、その分、商店街などに行っているのかもしれません。
ということで、「子ども四日市」なのですが、
ここの総合プロデューサーのペンギンさんは、
本業は、「メリーゴーランド」という絵本屋さんと
「あそびじゅつ」という子どもたちとの活動をなさっています。
そこでの子どもたちとの関わりが「子ども四日市」にも活かされています。

さて、次は「京都こどものまち」梅小路小学校で、11月2日・3日に開催されました。
ここの特徴は、主催が、京都市下京青少年活動センター「しもせい」
の若者たち、であるということ。
そもそも、青少年活動を活発化させたいと思っていたところに、
当の若者たちから「こどものまち」をやりたい!との声が上がって始まったそうなのです。
ということで、運営は学生たちスタッフと子どもたちが主体です。
キャプテンと呼ばれる核になる子どもたちと子ども会議を重ねて
提供される仕事内容や運営方法が練られていくのだそうで、その間に市長選挙も行われます。
ですから、ここには「子どもたち」と「青少年」の双方が学びあい、
ともに成長していく、というテーマがあるのだと感じました。
もうひとつの特徴は、参加者に事前登録が必要なこと。
「しもせい」のチャレンジキッズに年会費500円で登録することで、
「こどものまち」の他、「しもせい」が主催するスポーツ・リクリエーションプログラムに
参加することができます。
現在、年間の登録者が300人ほど。
そのうち「子どものまち」参加者が今年は120人から130人、ということで
ちょっと規模は小さめの開催です。
ここでは、15ほどのお仕事ブースが提供され、
そのほかにチャレンジコーナーと言って、市長決裁の下、
子どもたちが自分の希望するブースを出店できる仕組みになっていますが、
残念ながら数はあまり出ていませんでした。
ここも予算は30万円程度。
企業からの寄付が2万円程と「しもせい」の事業費と市の補助で運営されています。
今回、2か所を視察させていただいて感じたのは、
やっぱり一番大切なのは、主催者のやる気、だなと。
自治体や議会が主催することも可能なのでしょうが、
それでは単なる一過性のイベントで終わってしまいます。
地域で「やりたい!」という思いの人がいて、
何を目的にするのか、
・遊ぶ、楽しい
・学ぶ-何を?
誰を対象とするのか、
の理念が無いと駄目だなぁと。
ぜひ、さいたまにも、そういったやる気のある方がおいでになれば、
その他の地域の情報とかノウハウやバックアップなど
そういったサポートは、私も全力でやりますのでご連絡ください!!!
*来週もまだ「こどものまち」開催されています!
千葉県市川市 ミニいちかわ@大洲会場 11月15日・16日
東京都立川市 ミニたちかわ 11月15日・16日
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